老後の暮らしを立てる場合には蓄えておいたお金と公的年金や個人年金が頼りになります。しかし、公的年金は充分なものではありませんし、個人年金も掛け金が高いといったデメリットがあります。そこで注目されているのが不動産投資の一種であるマンションやアパート経営による収入です。この不動産投資による老後の収入確保という手段は古くから行なわれてきたことですが、特に少子高齢化による公的年金への不安からここ数年、注目をあびています。
マンション経営といっても分譲マンションの一室を貸し付けるものから一棟買いまでさまざまですが、利用者がいる限りは収入を確保できるメリットがあり、また終身で収入を得ることができます。また公的年金や保険会社の個人年金では、当人が死亡してしまえば、そこで支給は終わってしまいますが、収益化した不動産であれば相続をした人が継続的に収入を得ることができるので遺族年金としても使うことができますし、売却して大きな現金に変えることができるので単なる積み立てるタイプの年金に比べて価値の高いものといえます。一方で、マンション経営をするためには相応の資金を用立てる必要があります。分譲マンションであれば、1室あたり最低でも1500万円は必要であり、また入居してもらうためには立地も重要になってきます。
近年は家賃保証を行っているところもありますが、契約内容によっては不利になる場合があるので充分に注意する必要があります。